つかはら皮膚科・形成外科クリニック

宇都宮市 の皮膚科・形成外科なら つかはら皮膚科・形成外科クリニック

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形成外科 Plastic & Reconstructive Surgery

形成外科を御存知ですか?

 形成外科学の歴史は古く、紀元前5~6世紀の古代インドでSushrutaが著した世界最古の外科学教科書,“Sushiruta Samhita大医典”に収載された造鼻術に遡ります。古代から近世へとゆっくりと発達してきた形成外科は、主として失った鼻や顔面の一部を修復し人間の尊厳をとりもどす為に治療をしてきました。

 二十世紀初頭、第一次世界大戦が起こり多くの戦傷者の治療が必要になるにつれ形成外科手技が急速に発展しました。戦場で受けた高度な外傷による欠損や変形の再建に形成外科手技が必要とされたからです。このことが形成外科は戦争とともに発達してきた学問であるとされる所以です。

 我が国では、戦後間もなく流入してきた米国文明の影響を受け、容姿改善への要求が高まり、商業主義的な“いわゆる美容整形”と称した医院が林立するようになりました。これに伴い法的に認められていない注入剤などによる医療被害も急増する事態も生じ、機能および形態の再建が本来の目的である形成外科は残念なことに医学界からなかなか受容されにくい状況に置かれました。

 その為、正しい姿の形成外科を我が国にも確立させようと、1958年日本形成外科学会が創立され、徐々に各大学や大病院に形成外科の講座や診療科が設立され、1972年には日本形成外科学会は日本医学会分科会に認められ、1975年、厚生省(当時)の標榜診療科となりました。

 

形成外科とは何でしょう?

 それは、様々な原因により生じた外見上の問題の解決を試みる診療科のことです。すなわち手術をはじめ様々な技術を駆使し、見た目の美しさの復元を試み、機能的にも正常な状態へ回復させることを日常業務としている科です。“見た目を取り戻す”ことで患者さんのQuality of Lifeの向上に貢献する外科系専門領域のことです。形成外科医のやりがいとは、治療を受けた方が、自信を取り戻し笑顔で再び社会生活に復帰するお手伝いができることです。

 

治療対象は?

 形成外科で治療対象となるものについてご説明させて頂きます。
※各項目にカーソルを合わせてクリックして下さい。

外傷
熱傷・化学損傷
顔面軟部組織損傷
皮膚腫瘍・皮下腫瘍・血管腫
褥瘡・難治性潰瘍
肥厚性瘢痕・ケロイド・瘢痕拘縮
腋臭症
爪に関する治療ついて

※眼形成外科は、こちらをクリックして下さい。

眼形成外科

 

外傷

 外傷とは、外力(機械的、物理的、化学的)により生じた組織・臓器の損傷のことです。形成外科では顔面、手足などにおいて、骨、筋肉・腱、神経、血管の外傷を扱います。

当院では日常生活で最も多く遭遇する、外力により生じた皮膚、軟部組織損傷(いわゆる創傷)について治療を行います。キズには様々なタイプがあり、各々治療法が異なります。適切な初期治療により、良好な結果が得られるよう努めています。

 

熱傷・化学損傷

 熱傷(やけど)は皮膚に高温が作用して起こる傷害のことです。その初期治療を適切に行わないと後々の結果に影響を及ぼしかねません。熱傷は受傷の仕方や熱の接触時間などでその程度が左右されます。瘢痕がケロイド状になったり、拘縮などの後遺症を起こすこともあります。そのため専門的な治療が必要になることもあります。

 

顔面軟部組織損傷

 露出部である「顔」はとてもケガを受けやすい部位です。「顔」のケガでは皮膚・皮下組織のみならず、顔の骨格を形成する骨や、神経・涙のとおる管といった様々な機能を持つ構造物が損傷される可能性があります。応急処置のみで治癒可能な場合もあれば、専門的治療がさらに必要となるケースもあります。
 また、「顔」は他人から見られる部位であり、機能のみならず整容的な治療も望まれます。形成外科では、機能と整容性を両立した治療を目指しています。

 

皮膚腫瘍・皮下腫瘍・血管腫

 皮膚皮下腫瘍には良性と悪性があり、ダーマスコピーによる正診率は非常に高いものですが、確定診断を得るには病理組織学的検査が必要となります。当院では良性腫瘍について治療を行うことが可能です。悪性が疑われる場合もしくは、結果的に病理診断で悪性と診断された場合には適切な医療機関へご紹介させて頂きます。良性腫瘍の治療は一般的に切除縫縮などの手術が行われますが、専門的な工夫(皮弁形成、植皮、連続切除)が必要になることもあります。
 いわゆる赤あざと呼ばれる血管腫には、単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症などがあります。当院では、これらに対して色素レーザー照射(NiiC社製フラッシュランプダイレーザーDO101導入)や手術による治療を行っております。
尚、苺状血管腫は、生下時あるいは生後2週間で発症し、生後8~10ヶ月で最大となり、5~7歳頃までに多少の瘢痕を残し自然消退するといわれ以前は無治療で経過観察のみでしたが、現在では発見次第早めに治療を開始するのがスタンダードです。また、単純性血管腫については、生下時より認められ、苺状血管腫とは異なり自然消退せず、中高年齢になると血管腫上に米粒大から爪甲大の血管拡張性肉芽腫を生じることがあります。この疾患も見つけ次第早めに治療することが必要です。
苺状血管腫も単純性血管腫も色素レーザーの照射によりほとんどのものが消退ないし軽快します。

血管腫には、色素レーザーでは治療困難な疾患もございます。その場合には適切な専門施設にご紹介させて頂きます。

 

褥瘡・難治性潰瘍

 褥瘡は「床ずれ」とも呼ばれ、身体の骨突出部で皮膚や皮下の組織が自分の体の重さで圧迫され、そこに剪断力(ずれ)が加わることによって局所の血流が遮断され、その部位の組織が壊死に陥り、皮膚潰瘍を生じたものです。創の状態を適確に評価することが重要であり、適切な軟膏の選択、処置方法、体位の工夫、マットレスの導入などアドバイス致します。
 また治癒困難な潰瘍は難治性潰瘍と呼ばれます。皮膚潰瘍は種々の病因病態を有し、原因別または潰瘍の性状、範囲、深さなどにより分類されます。また、損傷部位や基礎疾患の有無などにより同様の潰瘍でもその治癒経過は大きく異なります。

 

肥厚性瘢痕・ケロイド・瘢痕拘縮

 肥厚性瘢痕とケロイドはともに創治癒過程での線維増生、組織修復の過剰反応の結果です。“ミミズ腫れ”のように赤く盛り上がる傷跡にはケロイド・肥厚性瘢痕・肉芽腫・成熟瘢痕・瘢痕拘縮といったものがあり、それぞれ治療法が異なります。当院では種々の手術において、術後ケロイド・肥厚性瘢痕の発生を出来る限り防止する為に、皮膚切開の部位、方向に配慮し、創部の緊張を緩和し、愛護的操作を心がけ、術後創部感染などに対して必要な対策をしています。瘢痕拘縮とは、傷跡が運動制限を引き起こしている状態をいいます。分かりやすく言えば“引き吊れている”ことです。これが、特に顔面などの露出部、関節部に生じると治療対象(保険適応)となります。

 

腋臭症

 当院では、剪除法を行っております。本方法は根治的な治療方法であり、腋臭をほぼ完全消失させることが可能です。本手術は保険適応が認められています。

 

爪に関する治療ついて

 彎曲爪、陥入爪、外傷による爪甲脱臼、爪下膿瘍、爪下血腫、グロームス腫瘍について治療が可能です。